いまいち管理できない

南砂町至上最凶最悪の事件発生!!!



突如マンション中に響き渡る非常ベル!五月蝿いなんてもんじゃない!部屋の中にいても耳を塞ぎたくなるような大音量。ななな何事ジャー!!!

マンション中の人間が外に出てあたりを見回す。どうやら全ての非常ベルが鳴っているのでどこが『非常事態』なのかは分からない。尚鳴り続けるベル・・・

管理人室に電話。「ただいま電話に出ることができません」

有紀子が上を指差す、「なんか12階から煙出てない?」ほんとうだ、まさか!
管理人からなんのアナウンスもないのでどうしてよいのか分からず。20分経過、まだベルは鳴り止まない。

なんと消防車到着、消防隊員たちが階段を駆け上る。そして・・・











ウチのインターホンを押した。











どうやら親父が「火事です」って通報したらしい。松夫・・・


結局12階のは火事ではなかった、湯気だった。


後日真相が明らかになった。まず管理人はおじいちゃんだった為機械が扱えなかったことが判明した。本当は非常ベルも管理人室でスグに止められるし、アナウンスも出来たらしい。

実際管理人はマイクで「大丈夫です!何でもありません!」とアナウンスを何度も試みたものの機械の電源が入っていなかった為、その声が我々に届くことはなかった。


肝心な非常ベルの原因はどこぞやの過激派がベルのスイッチを無理やり押したらしいということだった。・・・許さん! (´曲`) イー!!

後日責任を糾弾された管理人さんは一部屋一部屋まわって謝るというお遍路88箇所巡りみたいなことを始めた。



そう、彼の旅は今始まったのだ。