神童。
僕の机から「作文の本」なるものが発掘されました。
恐らくは小1の頃に書かれたものだと思うけど、自分の才能に震えました。天才だ!!!
「宝島の大ぼうけん」
学校の帰り道、幸助と強と明の3人が歩いているときに、何やら空から1枚の紙がゆらりゆらりと落ちてきました。
幸助がその紙を見るとそこには、宝島の地図がかかれていました。
あっそく3人はその宝島へ行くことにしました。
ようやく宝島につきました。
「宝ってどんな宝だろう」
と強が言いました。
すると今度は明が
「そりゃあすごい物だよ」
と言いました。
でも地図を見ると、わし、トラ、サメ、ヘビ、ぞう、しか、などこわいどうぶつばかりいます。
3人は道を決めることにしました。そして道を決めました。
その道とは、さいしょにわしを通ってサメ、へび、へと行くのです。
さっそく3人は実行にとりかかりました。
「うわぁあそこにとってもこわそうなわしがいる」
「よし。ここから走るぞ」
3人はいっきに走りました。
でもわしはそれに気がつき追いかけてきました。
いくら足が速い3人でも、相手がわしではかないません。
3人はもうだめだと思って急いで木のかげにかくれました。
わしは3人を見うしなってしまってくやしそうに帰って行きました。
なんとかききをのりこえた3人は、先を行くことにしました。そこには川があって川にはとっても大きいサメがいました。
「どうするの。橋がないよ」
と幸助が言いました。
3人はしばらく考え込んでいました。
すると明が、
「あそこにたおれてある木を3人で運ぼう」
と言いだしました。
強と幸助は明が何を考えているのか全くわかりませんでした。
木を川の間におくと、
「これをどおするの」
と二人は聞きました。
「もちろん橋がわりにするのさ」
「サメがいるんだよ」
また二人がいいました。
すると明のポケットに何か入っています。
「おい明。その中に入っているの何だ」
と強が聞きました。
明は、
「あぁこれ。
おれ肉きらいだからポケットに入れといたんだ」
「それだ!!」
「え?これがどうかしたの?」
「それをサメになげるんだ。そのうちに橋をわたってにげるんだ」
明はサメにむかって肉を投げました。
作せんどおりにサメは肉をむちゅうでたべています。
「いいぞ。今のうちだ!」
3人は橋をわたりました。
「やったー作せん大成こう!」
と言いました。
あとのこるはヘビだけです。
「ヘビを通ればとうとうゴールだな」
と幸助が言った。
「あれ?おまえの足にまきついているのなんだ」
「ん?なんのこと?」
幸助が下を見たとき3人は悲鳴をあげました。
「うわー!!ヘビだー!!!」
なんと地図に書いてあったヘビはいつの間にか幸助の足にまきついてあったのです。
幸助はおどろきながらもヘビをいっしょうけんめいふりおろしました。
やっとのことでヘビは幸助の足から離れました。
そのとき、ヘビは強に向かってかみつこうとしました。
ヘビが口を空けたとき、明が石を投げました。
ヘビの口の中に石が入りました。
「どうだ。これじゃぁかめないだろー」
明はちょっとえばったかんじで言いました。
こうして明、強、幸助の3人はヘビを通ることができました。
「ん?あそこに光るものがあるぞ」
「あ!!!宝ばこだ!!!」
3人は急いで宝ばこのまえまで走りました。
「いくぞ。一、二の・・・三!!!」
パカ。
宝ばこが空きました。
「何が入っているんだろう」
3人がのぞくと・・・
「あっ!!!。な〜んだ昔のおもちゃかぁ」
「でもけっこういい物手に入れたよな明」
「うん。これ、家にもって帰ってオレ遊ぼう」
こうして3人はぶじ宝物を手に入れたとさ。